社会人を振り返って 13
<転機>
さて新拠点に赴任し引き継ぎも終わりいよいよ自分で動きだすタイミングが訪れました。ここで私は課長のTさんとの面談で目の冷めるような指導を受けます。
それまでの面談と言えば、異動前のように
人格否定に基づくものがほとんどでした
「なんでお前は〜できんのや」「そんなん 新人でもできるで」「言ってる意味が全くわからん」「なんでやりきれへんのや」「ほんま面白くないなお前」
しかしT課長はそう言った話は一切しませんでした。
「異動後の評価は良いか悪いかしかない」
「お客様の役に立つ営業になれ 各論に圧倒的に詳しくなれ」
「これだけ世の中に情報が溢れてる。それを伝えるだけでお前の価値は上がるぞ」
「これだけネット化を事業で推進している。今更紙媒体を提案しても評価されないぞ」
「お客様が儲かることだけを考えて提案しろ 売れなくて良いから」
それまでの精神論一辺倒のマネジメントから客観的で具体的で納得感のあるアドバイスになりました。
この時言われたことは当たり前の事かもしれません。
しかしながらそれまで私はずっと否定され続けてきました。
先輩からもらう ふわっとしたアドバイスにも真面目に取り組んだつもりです。
でも全く成果は上がりませんでした。
自分に営業なんて向いてないと何度思った事でしょう。
でもこのアドバイスを聞けば、私は何か開けると思いました。
このアドバイスを愚直にやろう!素直にそう思えました。
「今から俺はお客様の売上向上だけを考える」
「ネットについては圧倒的に詳しくなる」
「本を読んでどんどん情報収集する」