社会人を振り返って 10
<初めての異動>
「内示の電話です。10月からーーに言ってもらいます。君は環境を変えないとダメだ。
次行く環境は今見たいに優しくない、Yという同期が頑張ってるから一緒に
引っ張ってほしい。
どうだ?この異動を受けてどう思う?」
「前向きです。絶対頑張ります」
「頑張るんじゃなくて結果出せよ。
もし次いってもダメだったら本気で退職マネジメントするからな」
これが私の初めての内示でした。
今思うと本当に恐ろしい世界だったと思います笑
私は当時いた営業所から西の中国地方のある都市に異動となりました。
西に行くのって左遷だよなぁ と思った記憶があります。
わかりやすく落ち込んでいた私に対して
仲の良いM先輩は飲みに誘ってくれました。
後日話を聞くと「お前の落ち込みようからすぐわかったよ」と話してくれました。
本当に一緒に働く人には恵まれたなと思いました。
こんな私ですが、盛大な送別会を開いていただき異動することになりました。
色々なメッセージをもらったのですが
「できない子ほど可愛い 本当に可愛かった」みたいなメッセージをもらった時は
本当に恥ずかしく情けない気持ちでいっぱいでした。
また人に恵まれたエピソードを一つ
M先輩の同期でT先輩という方がいました。
なかなか苦労されているようでしたが私の異動に対して携帯メールで
メッセージを送ってくれました。
小さな町のバーでM先輩が読み上げてくれた事は本当に嬉しかった事を覚えていま す。
初めての異動で私は新しい場所に旅立つことになりました。
新幹線で初めて降り立つその土地は、まだよそ行きの顔で僕の前に姿を現しました。