社会人生活を振り返って2
<初めての上司>
2週間の研修を経てついに配属となりました。
最初のS上司は爽やかナイスガイ 湘南在住で浅黒く日焼けしたかっこいい方でした。
全体の雰囲気をよくする事が得意な人たらしでした。
支社に配属されたのは男子2人 女子2人
当時から(良い意味で)男子と女子の扱いは異なっており
男子には笑いながら愛のある指導
女子には基本的に褒めるというスタンスでした。
圧倒的に驚いたのは、女子に対するコミュニケーションでした。
学生上がりの私からすると
あからさまに褒めるといったコミュニケーションが少なかったのですが
Sさんは 〇〇はこんな仕事が良いよね〜 こだわりを感じるね〜
そういうの分かるわ〜 といった共感の鬼でした。
そして、それに対応してどんどん本音を話していく人をみて
少し(?)ひねくれていた私は、
あぁこんなコミュニケーションが有効なんだと驚きました。
<OJT>
そんな上司の元始まったOJTでしたが最初は先輩への同行営業でした。
当時、支社から自転車でクライアントへ向かっていたのでその先輩と一緒に同行。
業務の終わり頃の時間には同期と一緒に先輩のこんな事がすごいといった振り返りを
行なっておりました。
支社の先輩方は本当に良い方ばかりで、営業ルートの美味しいランチなどを紹介してくれたり、とても仲良くしてくれました。
先輩方のキャリアは様々で新卒はS課長と入社3年目の女性W係長のみ。
他の方は20代半ば〜30代前半の方のとても若い組織でした。
前職は法律事務所、サーフショップ、化粧品販売、人材派遣、料理人、
トラックドライバーなど多岐に亘っておりました。
そんな方々をあっという間に広告営業として育てるこの会社はやはりすごいと思いました。
さて様々な先輩と同行させていただくにあたり気づいた事がありました。
*当時は何か企画書を独自に作る訳ではなく、同じ営業ツールで画一的に営業をしていたのでそれぞれのコミュニケーションスタイルがわかりやすく出ていました
1,聞くに徹するタイプ
2,提案し続けるタイプ
3,盛り上げるタイプ
4,業務代行するタイプ
タイプ1の人
>>世間話しから入っていきとにかくヒアリングに徹する。
その中で出たニーズに対して商品をやりましょうという人。
タイプ2の人
>>世間話というよりも業務の話しを重視。これやるべきですよねと提案をする。
場合によってはクライアントに意見する事もある
タイプ3の人
>>クライアントを褒めたり、面白い事をいったりして場を盛り上げる人。
感情の訴えかけ喜ばせる事が得意
タイプ4の人
>>業務代行の人
例えばクライアントが欲しがってる情報をお伝えしたり
クライアントにPCの操作を教えたりと本業以外でもGIVEをする人
だいたいの人がこの4種類に分類することができたと思います。
売れている営業がどんな人かというと
1+2とか複数のタイプを持っている人は売れていたと記憶しております。
また全ての人がこの要素の前提として「可愛げ」という要素を持っていました。
不思議なことに、いわゆる「嫌な奴」という人種が社内にはおらず
気持ちの良い人ばかりでした。
いわゆるロープレマラソンでは3のタイプを量産しようとしていた気がします。
また同行したり、一緒に食事をしたりするとどうしても3のタイプの方の存在感が
大きくなるので、苦しい時はあぁ あの人はこれだけ面白いから売れるんだ
それに比べて自分は。。。。。と思うことがありました。
これは少し経験を積めば違うとわかるのですが、若い私はそんな可愛い悩みを持っておりました。