世間の風潮というものについて(キュレーションサイトや残業について)

2016年に日本のビジネス界隈で大きく世間で話題なった事件とは

以下の2つではないだろうか?

 

www.yomiuri.co.jp

 

 

 

www.bbc.com

 

今まで言葉は悪いが「当たり前のように存在していた事柄」

センセーショナルな事件をきっかけに、SNS などを通じて一気に拡散

一躍社会問題となった。

 

Welq事件はGoogleの検索ロジックの変更にまで影響を与え

電通事件は企業全体の残業禁止に拍車をかけた

 

TVの報道はもちろんそうだが

SNSなどによる個人の意見をきっかけとした拡散は本当にすごかった。

 

私は検索ロジックの変更も残業禁止も大賛成だ。

今回話たいことはそういった類のことではない。

 

誰しもが目をそらしていることは当然あるはずで

盗用問題も過労問題もその一つだったわけだ。

これからはたとえば 賃貸経営サブリース問題、高齢者運転免許問題、など

様々な「あれっ?」と思うことが何かをきかっけに是正されゆく社会となるだろう。

 

そのような社会でいきて行くために何が大事かというと

ずばり本質を見抜きその上でどう行動するかを認識することだろう。

 

残業問題の本質とは下記のようなことではないだろうか?

 

本質

→残業が増えているのは「上司のyesや満足が得られない」ことが本質

 つまり上司の責任

→上司の都合に合わせた資料作成をする

→上司から頑張っているように見られるため残業する

 

本質を理解した行動

→「上司のyesと満足を得るために」

→上司の特徴、特性を理解した上で満足するポイントを明確にする

→上司から頑張っているように見られるための工夫をする

 

個人として行き着く思考として結果としてよくない思考は

上司の期待に応えられていない私=人間としてダメな私

といった間違った考えに陥ってしまうことだ。

そんなことは決してなく

上司の期待というのはその人の感情も含めた中で形成されるものなので

またそのポイントも実はいくつか明確にあったりする。

そのポイントを理解していないということを事実として理解する必要がある。

 

*本当にダメな人はそんな自己反省はしない

*時たま自分はダメだといって周りの関心を惹こうとする人もいる

 

それでは物事の本質と異なったことがまかり通っている世の中でも

良いのかという疑問は当然その通りだと思う。

しかしながら世の中とはそんなもので、もし本質をみなが理解しながら

いきていたらとんでもなく生きにくい世界となってしまう。

*「なぜ結婚したら男の姓になるのか」など考えるだけで

おかしなことが多く発見されてしまう。

 

その現実を理解するだけで、ずいぶんと心は楽になるのではないだろうか?

もちろん業務上必要とされたスキルのレベルUPは常に必要。

 

ここまでが実はSNSなどが流行する前の時代の話。

 

これからは、今までおかしいなと思っていたことに対して

いっきに世界中から声があがり、あっという間に拡散する時代となる。

それでも、そこであがった声が社会の仕組みとして定着するには時間がかかるはず。

残業の問題も声が上がり始めたのは小室淑恵さんが登場し始めた2010年ごろでは

なかっただろうか?

蓄積されたノウハウなどがいっきに爆発したのが2016年の電通事件。

社会の声としてあがってから約6年もの月日が流れている。

 

しかしながらここでご理解いただきたいのは

時間はかかるけれでも、その中で世の中は正しい姿に流れていくということだ。

そして必ず正しい姿に流れていくのであれば

「これはおかしい」と思ったこと「これは是正しないとまずい」と思ったことに対してはなんらかの具体的な行動を起こしていくべきだ。

小さな社内のことでもそうかもしれない。

コンプライアンスが今ほど叫ばれなかった時代の情報管理など

本当にひどいものだった。

それでも気づいた時から言い続けることでその職場の雰囲気は変わるかもしれないし

時間が経った時にやっぱりあいつが言っていたことは正しかったと

そうなるかもしれない。

その時あなたの評価はぐっとあがるだろう。

 

そして最もやっていはいけいないことは

「おかしいと思ったことをやり続けること」これをやることが一番いけない。

遅かれ早かれなくなることをやり続けることは

たとえ一時的なメリットを得ることはできても長くは続かず

世間の評価はもちろん、自分の良心をもいためることになるだろう。

「おかしなことをやり続けるリスク」これが極めて大きくなっているのが

SNSなどの発展した今の時代だと私は思う。