役職や年齢、所属組織に期待してはならない

「この上司は本当に使えない!」

誰しも一度は思ったことがあるだろう。

また同様に

「大卒なのに使えない!何を勉強してきたんだ!」

など本当によく聞かれる言葉である。

 

確かに私たちは

「上司=仕事ができる人」

「東大卒=頭が良い人」

「関西人=面白い人」

「体育会=根性がある」

といった常識を持ち、そのように思い込みがちだ。

そして、その期待が裏切られた時に、がっかりしたり、イライラしたりする。

 

しかしながらこの原因は自分にあるといって良い。

それは勝手にこちらが思い込んでいるからにすぎない。

実際に「肩書き」「年齢」などを外して声だけで会話をすれば

おそらくがっかりしたり、イライラしたりはしないはずだ。

 

人が生きている世界はまさにイマココしかなくて

肩書きなどによって、フイルターをかけてイライラしたりがっかりすることは

非生産的なことだ。

 

まずは目の前にいる人としっかり対峙して

どのような特性を持っているかをしっかり把握することが大事だろう。

当然ながら仕事ができない上司もいるし、子供っぽい大人もいる

きめ細やかな男性もいれば、大雑把な女性もいるだろう。

 

人は基本的に「わからないこと」「不明なこと」に対して不安を抱く傾向がある。

だからこそ肩書きやレッテルで人のことを分かったふりをしたいのだろう。

 

人の関係は上も下もない。

あなたのイライラは身勝手な期待によってひき起こされているのかもしれない。

職場だって、会社のために働きたい人だけではないかもしれない。

仕方なく働く人も当然いるだろうし、いやいやな人も当然いるだろう。

そんな人たちにイライラするのではなく

まず「肩書き」などによる勝手な期待を捨てて

素直に対峙することによって、今あなたが抱えている悩みは解決するかもしれない。